
強制退去処分を受けた日本生まれのフィリピン人カルデロン・のり子さん(13)=埼玉県蕨市立第一中学一年=の一家は十三日、のり子さん一人を日本に残し、両親は来月十三日に帰国する意向を東京入国管理局に伝えた。入管は一家に来月十四日まで仮放免を延長し、収容していた父親のアランさん(36)を放免。のり子さんについては、在留特別許可を認める手続きに入る。
代理人の渡辺彰悟弁護士によると、のり子さんが中学校で勉強を続けることを優先。東京都北区に住む母サラさん(38)の妹夫婦が、蕨市のカルデロンさん宅に引っ越す予定だという。
代理人の渡辺彰悟弁護士によると、のり子さんが中学校で勉強を続けることを優先。東京都北区に住む母サラさん(38)の妹夫婦が、蕨市のカルデロンさん宅に引っ越す予定だという。
入管は、悪質な不法入国であることや最高裁で処分が確定していることから、一家全員の退去を主張。その後、在留特別許可を求める約二万人の署名提出などを受け、のり子さん一人は認める意向を示す一方、十三日までに両親が自主的に帰国する意思を表明しなければ、十七日に家族全員を強制送還すると伝えていた。
【デラシネの一言】
しかし、こんな些細な人権も認められない国が、果たしてこの国の多くの国民の人としての権利を守れるのだろうか。まるでそれを問われているような問題だった。そう見える。
法的には上に書いてあるようなことなんだろう。しかし10年以上もそのことを放置しておいて、今になって厳正な法の執行を言い出しても「おいおい、待てよ」と言いたくなる。役人が法を持ち出すなら、もっと前にしっかり対処すれよ。こんな土壇場になって、法だけ振りかざしても・・オカシイだろうって。こんなときこその大臣なんだよ。役人の怠慢の埋め合わせの大臣判断なんだよな。そんな政治家いないだろうけどよ。

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